住宅ローン完済の目標に向かって
今回の記事を書くのは、
発達障害(広汎性発達障害・ASD(自閉症スペクトラム))の大森けろ松です。
凸凹フレンズの副代表と、無農薬農家「園冶」のサブリーダーをしています。
趣味はサンリオ(けろけろけろっぴ・ハンギョドン推し)と料理とカラオケと旅行と読書です。
現在は大阪で一人暮らしを10年以上行っていて、凸凹フレンズ副代表として4ヶ月が経過致しました。
特技は記憶力に自信があり、誰にも負けない事です。
今回は境界知能、ADHDのちむさんをご紹介いたします。
必要な配慮の加減を共有することの難しさ
ちむさんの障害は健常者と見分けがつかないため、仕事では健常者と同じように指示をされてしまうことがあります。
しかし、ちむさんは境界知能も持ち合わせているため理解ができないことが多いです。
すると、怠けていると思われたり、やる気がないと思われたり、聞かないふりをしていると思われたり、都合が悪いので知らん顔をしていると思われたりなどの誤解をされてしまいます。
仕事で支障が出るのを避けるために障害を周囲にカミングアウトすると、今度は周りから必要以上に子供扱いをされてしまうため、ちむさんは不快な思いをしてしまいます。
しかし、仕事の内容は子供扱いをされながら教えてもらって初めて理解できるので仕方がないと感じているようです。
境界知能であるが故に理解を得るのが難しい
また、ちむさんは境界知能なので知的障害の方よりできることも多いため、周囲から理解を得られにくく常に生きづらさが伴います。
現在は自分自身の特性とうまく付き合っていく方法を模索中です。
ちむさんの希望としては、自分自身でできることは率先してやらせてほしいというものがあります。
手取り足取りできることまでされると逆に萎縮してしまいます。
しかし、任せきりにされると困った時に自分からヘルプを出すのが苦手なので、この特性を乗り越える必要がありそうです。
具体的には自身で声をかけたり、声をかけるタイミングを見計らったりするのが難しいです。
自分でできることとできないことを指導者にも自分にもわかりやすく明示する方法を模索中です。
ちむさん自身の努力としては出来ないことを極力減らすために、自宅はメモだらけ付箋だらけで常に覚えることに追われています。
一度身についたことに関してはメモを見なくても体が覚えていてこなすことができるのですが、新しいことに関しては慣れたり覚えたりが大変です。
作業内容を指導する側になってみたい
今までのちむさんは頻繁に業務内容が変わるようなスポット派遣の仕事に携わることが多かったそうです。
しかし、新しいことを身につけるのに苦労がかかるちむさんにとっては全く向いている仕事ではありませんでした。
ちむさんと話をしていく中で、指導者側に立つ仕事ならもしかしたら向いているのではないかというお話をしました。
ちむさんは人とコミュニケーションをするのが好きなことと、一度体で覚えた業務であれば問題なくこなせるということをお話しされていたからです。
頻繁に環境が変わるのも苦手とのことなので、同じ職場にある程度長い期間所属しつつ、単純な業務内容を新人に教える業務です。
ちむさんは、飽き性な部分もあるとのことなので、教える対象の人がコロコロ変わるようなスポット派遣の指導者側などがいいのではないかと思いました。
同じ作業を教える仕事でもでも、教える対象の人が毎回変われば人によって反応も違うのでもしかしたら飽きないかもしれません。
単純なものでも最初は誰もがわからないので、しっかり教えてくれる人がいれば会社は助かるし、ちむさんが教える側になるので、子供扱いされることもなさそうです。
住宅ローンの完済と明るい未来に向けて
ちむさんの将来の夢は住宅ローンの完済とのことです。
そのため賛否両論があると思いますが、現在は夜職で働き、週1は一人現場の清掃会社で清掃員をしているそうです。
「風俗や水商売の裏側に行くと発達障害や境界知能と思われる女性に多々遭遇します。おそらく一般職、一般社会に馴染めなかったのが原因ではないか」とちむさんはお話ししていました。
以前は昼職で働きたいと言う気持ちもありましたが、今は夜職なら夜職でそれも悪くないなと思っているようです。
以前昼職で働きたいと思っていたのは、やはり偏見がないことが一番の理由とのことです。
昼職でも大なり小なり偏見や差別はいろんな意味であるのかもしれませんが、夜職に比べたら大幅に少ないからだそうです。
また、金銭感覚がおかしくなりたくないのと、どうしても夜職は年齢が年を取ると需要が減ってくるのが心配だとお話しsれていましたです。
ちむさんが夜職に足を運び入れたのは、友人から誘われたことがきっかけだそうです。
最初は軽いアルバイトのつもりでしたが気がついたら家を買うくらいになったそうです。
ホストは付き合いで行きましたが正直面白いとは思えなかったそうで、ちむさんは夜職をしつつも金銭感覚は保ちながらローンを返すなどの有効活用しているようです。
現在、昼職よりも夜職を続けようと思っている理由は、無理に苦手なことに馴染むよりできることをやり、勝負できるとこで勝負した方が生きていて楽しいと思うからだそうです。
夜職では今のところは問題なくやれてるようです。
住宅ローンに関しては「20代でがむしゃらに頑張ったのであと5年で終わるので自信があるんですよ。」とお話しされていました。
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