人工内耳をつけていても「嫌な音」ってあるの?私の苦手な音たち

人工内耳装用者にも「嫌な音」はあります
「人工内耳を装用しているのに、嫌な音なんてあるの?」と思われるかもしれません。でも、実際にはあります。健聴者がうるさい音に不快を感じるのと同じように、人工内耳を使っている私にも「嫌な音」「苦手な音」があるのです。
風の音
風の音は健聴者にとってあまり意識されないかもしれませんが、私にとっては非常に敏感になる音のひとつです。
風が吹くと、人工内耳に髪の毛が当たって「ガサガサ」と音がすることがあります。この音がとても不快で、他の人との会話や周囲の音が聞こえにくくなってしまうのです。拾いたくない音を拾ってしまうことが、ストレスになることもあります。
雨の音
雨の音も苦手です。風の音と同じように、雨音によって他の音がかき消されてしまい、聞き取りにくくなってしまうからです。雨が強い日には特に注意が必要になります。
カーテンの開け閉めの音
今ではあまり気にならなくなりましたが、以前はカーテンの開け閉めの音がとても苦手でした。「シュッ」と一瞬で高く響く音が、耳の下に痛みを感じさせるほど不快でした。
ビニール袋のガシャガシャ音
こちらも以前は非常に苦手だった音のひとつです。ビニール袋を触る「ガシャガシャ」という音が、耳の下に痛みを伴って聞こえてきて、不快感が強くありました。
私自身、高音に敏感な傾向があるため、定期的なマッピング(音の調整)の際に、全体的に音を低めに調整してもらっています。そのおかげで、現在では「カーテンの音」や「ビニール袋の音」もそこまで気にならなくなりました。
緊急地震速報の音
この音が好きな人はいないとは思いますが、私もとても苦手です。不安をかき立てられるような音で、聞いた瞬間に心がざわつきます。ただ、命を守るための重要な音であることは理解しているので、聞き取れるようにしておく必要があるとも感じています。
まとめ:人工内耳があっても苦手な音はある
このように、人工内耳を装用していても苦手な音はあります。むしろ、普通なら気にならないような音に敏感になることもあるのです。今後も、日常生活で気になる音があれば、記録していきたいと思います。
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