「私だけじゃなかった」|聞こえにくさを語れる場所に出会って

「私だけじゃなかった」|聞こえにくさを語れる場所に出会って

今回の記事を書くのは、

福祉系の企業で働いている、社会人4年目の会社員・ずんだ餅です。

2025年2月、「後迷路性難聴」と診断されました。
子どもの頃からずっと感じていた“聞き取りにくさ”。
それが気のせいではなく、「障害」だったとわかり、正直ホッとした気持ちもありました。

「聞こえにくさ」は、ずっと前から感じていました。

こんにちは、ずんだ餅です。
今日は、私が感じてきた「聞こえにくさ」について、そして今の働き方についてお話ししたいと思います。


ずっと、「気のせいかも」と思っていた

子どもの頃から、なんとなく**「うまく聞き取れないな」**という感覚がありました。
でも、「集中力が足りないのかな」「気のせいかも」と自分の中で片づけて、
誰にも言えずに過ごしてきました。

それが2025年、耳鼻科での検査をきっかけに「後迷路性難聴」と診断されました。
そのとき初めて、「ちゃんと理由があったんだ」とわかって、
不思議とほっとした気持ちになりました。


「みみトモランド」の存在に救われた

診断後、私が出会ったのが**「みみトモランド」という団体でした。
ここは、耳の聞こえにくさを抱える人たちがつながり合い、
想いや経験を分かち合える
あたたかい居場所**です。

私はそこで、自分の聞こえにくさを初めて正直に話すことができました。

「実はこういう場面で困っていて…」
「人と話すとき、こんな工夫してるんだよね」

そんな一言ひとことに、うなずいてくれる仲間がいて、
**「私だけじゃなかったんだ」**と、何度も救われました。

みみトモランドについて詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください:
▶︎ みみトモランド公式サイト


今、私は夜勤専従として働いています

現在私は、障害者グループホームで夜勤専従として勤務しています。
もちろん、聞こえにくさのために難しい場面もあります。

でも、職場ではメールでの情報共有や、会議の文字起こし、補足資料など、
**「どうすれば伝わるか」「どうすれば理解できるか」**を一緒に考えてもらえる環境があって、
私なりの方法で、無理なく仕事を続けることができています。


聴覚障害があっても、「伝える側」になれる

聞こえにくいからこそ、これまで多くのことをあきらめてきた気がします。
でも今は、「私にも伝えられることがある」と思えるようになりました。

だからこのブログでは、
言葉が聞き取りにくい世界のこと
それでも自分らしく生きるための工夫や気づきを、
私の言葉で綴っていきたいと思っています。


最後に

もし、あなたも「聞こえにくさ」に悩んでいるなら。
「誰にも話せなかったこと」を抱えているなら――

どうか覚えておいてください。
ひとりじゃないということを。

そして、このブログが誰かの気持ちにそっと寄り添えたなら、
それが、今の私にできることのひとつだと思っています。