【起業実話】コーチを目指して70万+40万の借金したAさんの物語

【起業実話】コーチを目指して70万+40万の借金したAさんの物語

今回の記事を書くのは、

勘違いの木村です。

凸凹フレンズウェブデザイナーであり、起業界隈の闇をたくさん見てきた人です。

どうも!こんにちは。

木村です。

凸凹ブログでフリーランスや個人事業主の働き方について書いています。

今回の記事はちょっとした起業界隈の闇について書きますね。

特に発達障害(自認含む)は注意くださいね。

知人で明らかに騙されている人がいるので紹介します。

はい、目次

絶望からスタート

2018年のお話です。

Aさんはコーチとして独立をしたいと考えていました。

Aさんの現状:500万の借金あり

Aさん、元は飲食店を経営していました。

飲食店の経営が上手く行かずに廃業をして、500万円の借金を背負ったとのことでした。

借金自体は親御さんが肩代わりをしてくれて、現在は返済中です。

Aさんには奥さんとお子さんがいます。借金を返しながら、家族の生活を支えなければいけません。

過酷な労働に身を投じる

Aさんは借金返済のため、過酷な労働に身を投じました。

港で荷物運びのお仕事をしています。

その実態はかなり悲惨

  • 月~金は8:00~20:00まで働く
  • 土日も駆り出される場合もある
  • 肉体労働がメイン!身体が持たない

話を聞く限り、ブラック起業かどうかは別として、かなり過酷なお仕事だと思います。

Aさんは正社員として働けることに魅力を感じたようですが、定年まで重いものを右から左に運ぶ仕事を続けることに絶望を感じたようです。

今の状況から脱却せねばならず、コーチとして起業をする道を選びました。

副業でコーチを目指す…が

Aさんの事業構想は以下の通りです。

  • プロのコーチとして起業をする
  • 週末の空き時間に相談を受ける
  • 月30~100万円の副収入を得る

そんなお花畑の構想があったのです。普通に考えたら「そんな甘い話はないよ!」と思いますよね?

はい、僕もそう思います。

しかし、心身的に追い詰められていたAさんは、冷静な判断ができなかったでしょう。

スクールに70万円払う

ネットでは、結構有名なコーチングスクールでしたね。
Aさんは、70万円3カ月のスクールに申し込んだそうです。

卒業して、コーチングとしての資格が手に入り、コーチと名乗れて活動できます。

さて、Aさんはどうなったか?

どうやら、コーチングの資格こそ取りましたが、コーチと名乗っても、お客様からを獲得できずに、実質廃業。

結局、70万の借金が残りました。

同業者に40万円を払う

話はこれだけで終わりません。

コーチとして売れずに悩んでいたAさん。

どうしても売り上げを作りたいと諦めきれずに、同業者に相談。

結果、はじめは3000円、10000円、30000円と払い続けたようです。

同業者に40万円払ってカモにされたというお話でした。

Aさんの事例から学べる事

Aさんは決して悪い人ではありません。

どちらかというと、起業に夢を見て飲食店を経営して、失敗しても家族のために必死に借金を返そうとして身を粉に働いていました。

その結果、借金と過酷な労働状況で、まともに判断ができず、コーチングスクールにお金を払う結果になりました。

500万円の借金に加えて、追加で110万円の借金。

そんなAさんでしたが、今度は僕に相談してきました。

  • リアル営業やSNSに自信がないからホームページで集客したい…
  • お金は払えないけれど、成果がでたら必ず倍にして返す

という内容でした。

Aさんが必死なのはわかりましたが、もちろん断りました。

理由

  • A氏が、プロ・コーチとして成功する見込みはない
  • 仮に無料でホームページを作っても、お客様は獲得できない

と判断しました。

何よりも色々なところにお金をばらまいて、最後の最後に「無料でホームページを作ってくれ!」と言われても、怒りしかないです。

お金の使い方がわかっていない人を相手にしたくないです。

Aさんは発達障害ではありませんが、衝動性や多動性、注意欠陥が垣間見れました。

ひとりで起業するのには向いていないタイプですね。

労働環境は過酷ですが、いまは歯を食いしばってコツコツと借金を返すほうがよいです。

起業塾などでは「スグに行動してください!」と教わりますが、業者のカモにされるだけです。