時給500円から日給80,000円までの道のり

時給500円から日給80,000円までの道のり

今回の記事を書くのは、

勘違いの木村です。

凸凹フレンズウェブデザイナーであり、

みったんに「このサイトをオレのものにしろー!」と交渉中です。

サイトをバズらせたら考えてあげる♪といわれて、とりあえず頑張っています。

どうも!こんにちは。

木村です。

自虐か自慢かわかりませんが、時給が500円から10000円になった出来事について書きます。

あの時が、人生のどん底であり、逆転劇でした。

はい、目次

はじめてもらったお仕事

2018年11月の出来事。

このころ、地元の起業塾を卒業して、ウェブデザイナーとして起業することを決意。

起業…?仕事をゲットできなければプーです。

営業活動に精を出し、ある行政書士の方からホームページ制作案件を頂きました。

価格はなんと28万円!

初陣でこの金額はビビりました。マジです。

28万すべてをもらえるわけではない

しかし、現実は過酷。

一緒にチームを組んでいたイラストレーターの女の子に15万円払うことになりました。

はい…残り13万円。

さらに、営業や交渉は全て僕がやっていました。

諸経費はだいたい3万円。

11月は、その仕事にすべてのリソースを割いていました。

お客様の無茶ぶりや事後の修正要求に応えて、応じる日々。自分であれこれと調べてはサイトを更新しまくっていました。

さらに、そのイラストレーターの女の子に、どんなイラストを描いてほしいかを事細かに伝える必要がありました。

その案件を終わらせるのに要したのは200時間ぐらいかと。

(28万ー15万ー3万)/200時間=ワンコイン

これがフリーランスの現実なんですかね?

6万円の案件もヤバかった

時は過ぎ、2019年2月14日…同じ起業塾出身の方からホームページ制作の依頼を頂きました。

制作費は60000円でした。

なんとか2日で終わらせて日給3万目指すぞー!と張り切っていました。

とにかく早く終わらせれば時給はあがります。(貧乏人の考え)

13:00から要件を伺い、サイト制作をスタート。
打ち合わせをしながら、お客様の目の前でサイトを作ること、3時間。

1日で終わる?と期待をしていた矢先

目の前で作られても何がいいかわからないです。
とりあえず、4つぐらいサンプルサイトを作って下さい。
明日、また来ますから…

…今夜、寝れないやん…。

地獄の12時間がスタートしたのでした。

寝ないで作り続ける

WordPressというホームページ制作ソフトを使って、本気で4つのサンプルサイトを作りました。

その日はコワーキングスペースに泊まり込みました。
朝の5時ごろに疲れ果てて、ソファーの上で寝ていました。

ブラック企業から逃げた結果が、ブラック起業かよ!と泣きたくなりました。

結果、4つのうちひとつはOKを頂きました。

そして、お客様の指示のもと、14:00~18:00まで制作をして、半ばやっつけ作業で完成!納品。

はぁ、終わった!と開放感に浸っていました。

しかし、現実は残酷だ

色々と頑張ってくださりありがとうございました。
また、WordPressで分からないことがあったら来ますね。

勿論、無料で教えてくれますよね…?

私の中では、その金額も含んでの6万ですよ。

・・・マジで?

チーンでした。

いまだったら確実に断っていますが、当時の僕にはそんな自信や交渉力がありませんでした。

全然稼げなくて、あの6万がなければコワーキングスペース利用料も払えない有様。

応じることにしました。

本当にフリーランスって立場が低いな…と思った瞬間でした。

フリーランスをやめて就労することに

2019年3月…僕は就職活動を始めました。

ウェブ制作専門の派遣会社に登録をして、何でもいいからとりあえず働く事を決意。

時給はいくらでもよかったです。

1000円頂けるのなら涙が出そうでした。

その結果、内定をゲットしたウェブ制作会社の時給が2000円!(派遣社員です)

うぉぉぉぉぉ!

心の底から感動しました。

幸いにも、時給500円の案件がポートフォリオになったので実績はあったのでしょう。

実績ってやっぱり大事だ!と手ごたえを得た瞬間でした。

ありがとう!お客様…もうオタクのお仕事は引き受けんぜよ!

お金がないことに気づいた

内定をもらったのは3月10日でした。3月25日から働けることになりました。

…給与が出るのが4月30日…しかも5日分…。

ヤバい!生活ができない…。5月は定期代も賄えない。お昼代が300円になる。

…とお金のことを考えたら、崖っぷち。

なんとか即金を稼がねば…。

休日に日雇いのアルバイトにも手を出しましたが、過酷でした。

  • 朝6:00起きで6:30に家を出る。通勤2時間。現地20分前に集合する謎のルール
  • そこから12時間ほど拘束されて、力仕事。(イベントスタッフのアルバイト)
  • 日当は10000円に毛が生えたくらい。食事やドリンクは自分持ち。
  • 仕事は22:00頃に終わり、そこから帰宅。帰宅することは時計が回り、また起きる

この日雇いを4回ほど行いましたが、食事代や諸経費が重なり、手元に残ったのは25,000円以下。

これは無理だ!と思いました。

平日5日Web制作+休日日雇いをしていたら確実に●ぬと確信しました。

セミナー講師をすることにした

金銭的にも、精神的にも、将来的にも追い込まれた状態で「セミナー講師」になる決意をしました。

セミナーのジャンル

  • 即興ディベート(13:00~18:00)

当時は、ディベートのブログを運営していたので、ワンチャンセミナーを開催すれば誰か来てくれると期待がありました。

何でもいいから1日2万円を手に入れば、4月末の給与日までサバイブできる。

もう追い込まれていました。

本当にそれだけです。

結果…5名参加…40000円ゲット!

1日に2講座を開催運営した

その後、2週間後に即興ディベートに加えて、エニアグラム(9つの性格タイプ)のセミナーを開催。

エニアグラムは、3000円/2時間で行いました。

結果…ディベート7名/エニアグラム13名参加

一瞬、金額の計算ができなくなりました。

いまだから計算ができます。

ディベート(5H):8000円×7名=56000円
+エニアグラム(2H):3000円×13名=39000円
——————————
売上:95000円
経費:8000~10000円(会場費、交通費、食費)
利益:80,000円

ヤバい!セミナー講師って稼げるし、時給めっちゃいいし、しかも即金!

とびっくりしていました。

特に、2018年末から時給が1000円を切るのは当たり前。
足元を見られて飲んでいた涙が一気にあふれ出た感覚でした。

即金よりもうれしかったもの

ウェブサイトの存在です。

価格が8000円、3000円とはいえ、人が集まってくれたのは、ホームページの存在です。

お客様はホームページを通してディベートやエニアグラムの講座に参加してくださいました。

…営業は一切してなかったです。

人のホームページを作る仕事では全然稼げないのに、自分のホームページを使ったらウェブデザイナーよりもはるか楽に稼げました。

事前に先生ポジションをゲットできていて、お客様は喜んでお支払いをしてくれる。

・・・この教訓から「もう苦手なことはやらない!」と決意しました。

自分がいちばん得意で人から喜ばれることをすることで、個人事業を攻略することができる手ごたえを付けました。

この時は週5ウェブデザイナー+月2回の副業講師として活動をしていました。

まとめ

自分がいちばん得意なことや人に貢献できること、自分にしかできないことをする方がはるかに楽です。

現在はセミナーで集客をしてきた経験を活かして、セミナー集客に特化したウェブサイト制作者として活動をしています。

もし、今のお仕事が上手く行かなければ、また自分でセミナーを企画・開催をすればいいだけです。(本当はすぐにでもしたいが、案件が忙しすぎてなかなかできないのが悩み)

以上です

最後まで読んでくださいましてありがとうございます。

この話があなたが自分の強みを活かす経験になってくれれば幸いです。

もし起業したり、フリーランスで活動していて自分の強みを活かせない!などでお悩みでしたら相談ください。

いつでも力になれます。