育休中に他社のボランティアを経て〜ママボラン〜

育休中に他社のボランティアを経て〜ママボラン〜
今回の記事を書くのは、
聴覚障害(人工内耳)のまーりーです。
1児のママであり現在育児奮闘中です。
仕事も復帰して育児との両立ができるように頑張っています。
凸凹フレンズのメンバーが「凸凹フレンズ」に入って良かったと思えるように陰から支えていきます。
まーりー
今回は、私が育休中に取り組んだことについてお話します。

ボランティアの記事

 

私が育休中に取り組んだことは、「ママノバ」が主催しているボランティアです。主に育休や在職、離職などされているママさんたちが中心に活動されています。
私も育休中の3ヶ月間、ボランティアを行いました。
ボランティア終了後にインタビューを受けたあとの記事が掲載されました。
https://mamanova.jp/u/mamanova/bcrri6wu4ua9f5

なぜボランティアをやろうと考えたか

テレビで報道されていたのを見て

育児中にたまたま旦那が録画をしていた番組をふと見ると、育児中のママたちがボランティアについて取材を受けていました。
育休中でも社会の中で活躍している人たちもいるんだということを知ったと同時に、私もやってみたいと瞬間的に感じました。
あのニュースを見ていなかったら、きっと私はボランティアをすることはなかったのだと感じます。

社会とのつながりも欲しかった

異動によって同じ事務職でも仕事内容が大きく変わってしまったんです。「これができた」という達成感をあまり得られなくなってしまったこともあり、何か新しいことに挑戦してみたいと考えていました。

ボランティアをやろうと思った理由の1つが、やりがいを感じたいと思ったからです。
初めての妊娠・出産、そして初めての育児。新たな命を授かり新しい家族が増えたことの喜びはとても大きかったですが、その分不安やストレスも多かったです。
旦那も育休を取得してくれていてとても協力的でしたが、家で慣れない育児生活を送りながら、他者とのつながりも以前より薄くなってしまったことが、私は寂しく感じていました。
親という役目はとても大事ですし、自分の息子の母親は世界に一人しかいないので責任を持って息子を育て上げたいです。
しかし、これから先も社会の中で役に立っていきたいと考えていることや、早目の復職するを希望していたので、現段階で復帰に向けて成長できたり社会と関われるようなことはないかと考えていました。

耳に障害があってもできるか試してみたかった

私は障害者枠で普段仕事をしていますが、私が参加したボランティアは障害者向けのものではありませんでした。
しかし、障害があっても一人のママなのはみんなと同じだと考え、自分自身の挑戦したいという気持ちを尊重してみようと思いました。

事前に問い合わせをした

 

本来はボランティアをしたい場合は、専用履歴書に記入をし、各ボランティア先に応募をするという流れでした。
私は耳に障害があるため、耳が聞こえなくても、ボランティアをすることは可能かどうかをあらかじめメールで問い合わせることにしました。

「難聴のある私でも可能か」とだけ伝えてしまった

私は初めてボランティア先に問い合わせをしたとき、「難聴のある私でもボランティアは可能か」ということだけを聞きました。
すると、「難聴にも度合いがあるため、例えば発話が可能なのか、必要な配慮事項は何か等教えてほしい。必要配慮事項によって対応できる企業も見つかると思う」と返信が届きました。
この時、私はハッとしました。
相手に自分から伝えなければ何も始まらないということに気付かされました。

配慮事項を伝えるべきだった

大学時代に就活をしていた時は、必ず配慮してほしいことも伝えるようにしていました。
障害者の就活というものはそのようにすると調べて学んだからです。
今回のことを通して自分の障害の程度や配慮事項をお伝えすることは就活に限らず、やらなければならないことだと改めて実感させられました。

ボランティア内容

私がボランティアした企業は、ママボランを運営している「株式会社Mog」でした。主に行ったことは、ママボランの新規受け入れ先の開拓、X(旧:Twitter)の運用でした。
ボランティアと言っても企業に向かうということは全くなく、全て在宅でパソコンを使って作業ができるので、育児の合間や夜間に取り組むことができていました。
企業の人とのコミュニケーションも週一のZoomミーティングを除き、主にチャットで行われたため、大きな支障はありませんでした。
ミーティングのときには、Zoomに字幕機能があるためそれを活用しました。
全て話したとおりに文字変換されることは難しくても、大体の話内容を把握することができました。
Zoom時のチャット機能もあるので、分からないことは積極的に質問するなどと積極的に活用しました。
在宅でボランティアができるので、身体にも負担が少なく、子どもの面倒を見ながら時間を有効に使うことができました。
やりがいを感じることができ、在宅勤務の有り難さを実感しました。

ボランティアを経て

自分にもできることがあると感じた

自分で予想を立て、内容を考えていく業務に挑戦できて、「自分も新しいことを考えられるんだ!」「新しい業務にも取り組めるんだ」と新たな気づきを得ることができました。

そして、本業でのルーティンワーク中心の仕事をやりながら「自分は、これしかできないんだ」と、知らず知らずのうちに思い込んでいたことにも気づけて。自分にできるほかの仕事と出会いながら、自分の可能性を広げていくためにも、これからは「こういう仕事がしたい」という希望も伝えていきたいと思えるようになりました。

インタビュー記事にも掲載されていますが、ボランティアを通して自分にもできることがあるんだと感じることができました。
今の会社ではルーティンワークが多かったので、自分にはこれしかできないという思い込みがあったのかもしれません。自分にはできないと決めつけず、まずは挑戦してみることが大切だということを知れたし、障害があっても、工夫次第で出来ることが増えていくのではないかという期待を持つことができました。
育児が落ち着いてきたら資格を勉強するなど、新しいことにも挑戦していきたいです。

終わりに

今の会社での業務はボランティア内容とは全く違いますが、今回のボランティアで得た自信は、今の仕事にも活かすことができています。
今回、私のボランティアを受け入れてくださったスタッフの皆様には本当にお世話になりました。
本当にありがとうございました。
障害があっても周りの人と相談することや、配慮事項を積極的に伝えることで、できることは無限大になると私は考えます。
今回は私の経験の一例ですが、参考にしていただけたら嬉しいです。