『障害者の経済学』を読んで:働くことの幸せと意義

『障害者の経済学』を読んで:働くことの幸せと意義
今回の記事を書くのは、
発達障害(ASD・ADHD・双極性感情障害)のみったんです。
凸凹フレンズの代表をしています。
趣味は歌とプログラミングと人を笑顔にさせることです。
人を笑顔にさせると心が豊かになります。
特技は障害を持った大学生向けの就職活動サポートです。無料にて若干名募集をしております。
みったん

障がい者が働くことによる幸せと社会的な影響力

今回は、最近読んだ本で中島隆信氏の『障害者の経済学』についてご紹介したいと思います。

この本は、障がいを持つ人々にとって働くことの重要性と、健常者との接触の重要性について語られています。

まず、本書では「障がい者を働かせたほうがお互い幸せ」というテーマが強調されています。

障がい者を労働力として活用することにより、彼らにとっての自己肯定感や生きがいが生まれ、社会的な経済的貢献を果たすことができるとされています。

社会との関わりとニーズの表面化

 

しかしながら、障がい者問題は多くの人にとって難しいものとされています。

その理由は、障がい者と接する機会が少ないことや、彼らのニーズや困難さを理解することが難しいことにあります。本書では、障がい者と接するための2つの条件が挙げられています。

まずは、障がい者が街へ出て社会と接する機会をもつこと、そして、健常者がそのチャンスを逃さず彼らと接触し、コミュニケーションを試みることです。

また、政策においても障がい者本人のニーズを取り入れることが重要だとされています。

障がい者サービス業界では、彼らのニーズがあってもなかなか表に出づらい状況にあります。

肩書や障害名にとらわれずに人を評価する

 

本書では私たちが障がい者と関わるとき、彼らを助けることだけでなく、普通に対話したり、ささいな手助けをすることが大切だと述べられています。

私たち障がい者は、助けてもらう存在だけではなく、かわいそうな存在でもありません。私たち障害者自身が自立し、自己の能力や魅力を示すことが求められています。

本書ではさまざまな視点から障がい者と接する重要性が語られていますが、特に印象深かったのは「肩書や障害名や性別などで人を判断するのではなく、その人自身がどういう人間かによって見極める」という述べられていることです。

障がい者であっても、彼ら個々の能力や人格によって評価するべきであり、彼らの意欲や才能を活かす機会を提供することが大切だと感じました。

障がい者の経済学と比較優位の考え方

 

私は大学生時代に商学部会計学科に所属しており、管理会計の授業で比較優位性について学んだ際、非常に感銘を受けたのがきっかけで大学4年次に管理会計のゼミに所属していました。

人によって得手不得手はあるけど、それぞれの一番得意な分野で活躍させることで経営がうまくいき企業の財務状況もよくなるという学問でした。

大学生までずっと健常者に紛れて隠れながら生きてきた私が障害者として堂々と社会に出て働こうと踏み切ったきっかけの一つもこのゼミで学んだ比較優位の考え方に基づいています。

まさにこの比較優位の考え方と、本書で述べられた中島隆信氏の考え方が一致していました。

おわりに

 

私たち凸凹フレンズは、多種多様な障がい者がメンバーとなっている団体です。それぞれが輝きを放ち、多様な価値を社会に発信していくことを目指しています。

障がい者のパワーを活かし、日本の経済を向上させることができれば、凸凹フレンズの存在意義がより一層広がるのではないでしょうか。

障がい者問題は私たち全員に関わる課題です。

凸凹フレンズのイベントやオープンチャットに参加することで、障がい者の消費活動や社会参加を促進し、彼らの働く意欲を高めることができれば幸いです。

また、健常者も凸凹フレンズの一員として障がい者とたくさん関わりながら、彼らに対する固定観念や壁を乗り越えていただけることを心から願っています。