新卒障がい者採用~障害について作成編~

新卒障がい者採用~障害について作成編~

今回の記事を書くのは、

発達障害(ASD・ADHD)のみったんです。

凸凹フレンズ創設者であり、歌うことが好きなExcel講師です。

YouTubeはこちらです。

みったん

障害についての書類の重要性

 

障がい者採用では面接で必ず、「障害について配慮すべきことは何ですか」と聞かれます。ここでは絶対に「配慮していただきたいことはありません」と答えてはいけません。

特に発達障害などの見えない障害の場合には、自分自身でもどのような配慮をしてもらえばいいかわからないということも多々あると思います。

しかし、面接官は障害学生が会社に入社してきたらどのようなサポートが必要かということをが不明瞭な場合、対応の仕方が分からないという理由から不安に思い、不採用という結果になってしまうことが多いです。

一方、自分自身の障がいについて一生懸命向き合って考え、どのような配慮をされれば一般の社員と同じように働けるのかをアピールすることが出来る学生は評価が高いです。

実際に社会人の障がい者がどのような配慮を受けているかということを、障害者の先輩に聞いて自分自身に必要な配慮を洗い出していくことが必要不可欠です。

企業から求められなくても提出するべき

 

基本的に、履歴書と障がい者手帳のコピーのみの提出を求められる場合が多く、障害についてという書類は提出を求められない場合が多いです。

しかし、相手に求められなくても提出をするべきだと私は考えます。面接官が絶対に面接で聞いてくる「障害についての配慮事項」を自ら書面にすることで、気が使える学生と思われるからです。

フォーマットは自由

 

フォーマットの形は基本的に自由です。配慮事項の他に最低限名前と学校名を記入しておけば問題ないでしょう。

フォーマットの形に迷っている方は、下の添付ファイルをお使いください。

配慮事項を簡潔に

 

障がい者採用では、自分自身の障がいについてどれほど理解ができているかということや、それに対する対処方法をどれだけ理解できているかどうかということが重要視されます。

聴覚障害、精神障害、視覚障害などの外から見えにくい障害は特に細かく記載が必要です。下肢障がいや上肢障害などの外から見えやすい障害をお持ちの方に関しても、手伝ってほしいことのレベルが異なると思いますので、健常者からしたらどこまで手を差し伸べればいいのかのイメージがつきやすいように、資料によって言語化することが大切です。

今回は目に見えにくい精神障害に関して例を挙げていきたいと思います。

精神障害の配慮事項の例

摂食障害

診断のきっかけ

ダイエットがきっかけで、極度の低体重により入院が必要になったことから診断されました。中学2年の間の1年間で数回の入退院を繰り返し、現在は寛解

症状

ストレスや不安があると「食べること」に影響が出てしまう。学校のカウンセラーを活用するなど、自分自身である程度のコントロールが可能である。

配慮していただきたいこと

カウンセラーの制度などがある場合は、定期的に相談できる環境を希望。環境の変化があまり得意ではないため、部署異動は可能であるが転勤などの住居の移動を伴う異動はできるだけ避けたい。

発達障害

配慮していただきたいこと

聴覚過敏があるため耳栓の使用許可をいただきたい。できる限り具体的な指示をいただきたい。過集中になってしまう場合があるので、たまに声をかけていただきたい。

統合失調症

配慮していただきたいこと

  • 通院が一か月に一度あります。基本的に土日に通院する予定ですが、場合によっては平日に行かせていただく場合があるかもしれません。
  • フルタイムで働くことは可能ですが、残業は業務にある程度慣れてから行うように医師から指示を受けておりますので、ご配慮していただけると助かります。

まとめに

いかがでしたでしょうか。障害についての資料がいかに重要かどうかがわかりましたでしょうか。

自分の障がいについてどう説明したらよいかお困りの方がいらっしゃいましたら、みったんにおまかせください。一緒に考えていきましょう。

寒くなってきたのでお体にもお気をつけてお過ごしください。