知的障害でサイゼリヤのアルバイトを7年間続けている話
今回の記事を書くのは、
発達障害(ASD・ADHD)のみったんです。
凸凹フレンズの創設者であり、歌うことが好きなExcel講師です。
長く働き続けるということ
相談にのっている桜井さんと一緒にかえでさんに直接お会いしてインタビューをさせていただきました。
かえでさんは、スラッと身長が高くかっこいい女性という印象でした。男の子っぽい見かけによらず着せ替えゲームなどの女の子らしい趣味をお持ちでギャップが素敵でした。
かえでさんは、発達障害と知的障害を持っています。
障害を持っているにも関わらず、サイゼリヤで一般雇用にて6年間も働き続けることができています。
そんなかえでさんに、働き続ける上でのコツやポイントを教えてもらいました。
自分自身のマイナスポイントをカバーする
かえでさんは、発達障害と知的障害をお持ちですが16歳から22歳の現在までの6年間同じ職場であるサイゼリヤで一般雇用として働くことができています。
最初はアルバイトとして雇われていましたが、頑張りが認められ現在は準社員として働いています。
かえでさんは、とてもしっかりした方なので自分自身のマイナスポイントをしっかりと理解した上で、それをカバーする方法について日々模索しながら働いています。
かえでさんは、自身のマイナスポイントは物覚えが悪いということだと話していました。
6年間働き続けている現在においても、仕事の手順を突然忘れてしまうことがあるそうです。そのたびに他の社員の方にフォローをしてもらっているようです。
そんなかえでさんが、気をつけているマイナスポイントをカバーする方法についてまとめてみました。
寝坊、遅刻しないことが大切
かえでさんは寝坊と遅刻だけはしないように気をつけているそうです。
最低限、そこだけ守れていれば社会人として働き続けることができると言っていました。
朝起きるのが苦手なかえでさんは、シフトは夕方から入れるなどの工夫をして対策をしています。
とにかく明るくはきはきと話す
物忘れが多いかえでさんは、持ち前の愛嬌で他の社員の方やアルバイトの方とのコミュニケーションを図り、いざという時にフォローをしてもらえるように努力をしているようです。
お客様に対しても、とにかく自分が思っているよりも大きな声で明るく接客をすることでまたサイゼリヤに食べに来たいと思ってもらえるように気をつけています。
明るくハキハキとするだけで、周りからのイメージが良くなるなら使わない手はないとかえでさんはいっていました。
店長のために成長したいと思えた
加えて、かえでさんがサイゼリヤを6年間も続けられている理由として店長の存在が大きかったそうです。
店長は困ったときにいつも話しかけてくれて、失敗した際にも一番の支えになり「大丈夫だよ。一緒に頑張ろうぜ!」と明るく励ましてくれたのが印象的でした。
この人のためだったら成長したいと思えていたことが、かえでさんのやる気に対してプラスに働いたのかもしれませんね。
しかし、現在はその店長もお店からいなくなってしまい、頼れる社員さんがいなくて困ってしまうこともあるそうです。
そんな中でも、かえでさんは生活のためにサイゼリヤで働くことをやめていません。
みなさんサイゼリヤにいきましょう
かえでさんが訴えていた言葉で一番印象的だったのは、「私はサイゼリヤしか働ける場所がないから、皆さんサイゼリヤの売上に貢献するためにサイゼリヤにご飯を食べに来てください」という言葉でした。
是非、皆さんかえでさんのためにサイゼリヤにご飯を食べに行きましょう。
余談ですが、私と桜井さんとかえでさんが今回の記事のインタビューのために面談をしたのも、もちろんサイゼリヤでした。
最後になりますが、筆者のみったんもかえでさんを見習って自分自身のマイナスポイントに向き合いながら、他の面でカバーできるように努力するなど工夫していきたいと考えます。
本日も凸凹フレンズの記事を読んでいただいてありがとうございました。
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