夜の静けさと不安:人工内耳を外して眠ることの現実

夜の静けさと不安:人工内耳を外して眠ることの現実
今回の記事を書くのは、
聴覚障害(人工内耳)のまーりーです。
一人息子がいて、現在育児奮闘中です。
仕事も復帰して育児との両立ができるように頑張っています。
凸凹フレンズのメンバーが「凸凹フレンズ」に入って良かった」と思えるように陰から支えていきます。

まーりー

 

夜の静けさと不安:人工内耳を外して眠ることの現実

以前に、「音のある世界と無音の世界 どちらも私にとって大切な場所」の記事で、人工内耳を夜に外して寝ている旨を話しました。
人工内耳を外して眠ることで、耳や頭を休め、ぐっすり眠ることができます。しかし、その静けさの中で、以下のような不安が生じることもあります。

無音の世界についての記事はこちらです。
音のある世界と無音の世界 どちらも私にとって大切な場所

子どもの声が聞こえない不安

夜中に子どもが泣いたり、何かを訴えていても、音が聞こえないため気づけないことがあります。現在は、子どもが成長し、夜中に目覚めることが少なくなってきています。また、目覚めた際も床をジタバタするなどの振動で気づくことができています。将来的には、息子が聴覚障害のことをきちんと理解し、体を軽く叩いて起こしてくれるようになるかもしれません。

このような体験については、以下の記事でも詳しく述べられています。
息子との関わりで困ったこと〜人工内耳装用において〜

緊急時の情報が得られないリスク

緊急地震速報や火災警報などの音声アラートが聞こえないため、災害時に気づくのが遅れる可能性があります。以前は実家で家族と暮らしていたため、何かあっても安心感がありましたが、現在は結婚して実家も出ており、夫も私も同じく聴覚障害があるため、対策が必要です。息子が聞こえるからといって、息子を「耳の代わり」として頼るのではなく、家族全体での対策を考える必要があります。

空き巣や侵入者への不安

夜中に窓を割って侵入する事件のニュースを耳にするたびに、不安を感じます。音が聞こえないため、侵入者に気づくのが遅れ、危険な状況に陥る可能性があります。そのため、二重窓の設置や、窓を開けると自動的にベルが鳴る装置の導入など、防犯対策が必要だと感じています。

家族での話し合いと今後の対策

人工内耳を外して眠ることは、ぐっすり眠れる、というメリットがありますが、その一方で、緊急時の情報が得られないなどのデメリットもあります。そのため、家族で定期的に話し合い、対策を考えていくことが重要です。
このブログを読んでいるご家族や一人暮らしを考えている方々にも、参考になれば幸いです。