発達障害の娘を生んで後悔したことは一度もない

発達障害の娘を生んで後悔したことは一度もない

今回の記事を書くのは、

発達障害(ASD・ADHD)のみったんです。

凸凹フレンズ創設者であり、歌うことが好きなExcel講師です。

YouTubeはこちらです。

みったん

みったんの母にインタビューをさせていただきました。

発達障害の子供を生んで育てるにあたってどのような点に苦労したのか、どのような気持ちがしたのかを記事にまとめていきます。

 

みったんが生まれた瞬間の気持ちについて

おめめがぱっちりしていて、それはそれはかわいくて、とてもうれしかった。生まれてきてくれてありがとう

初めての出産で色々不安はあったと思うけど頑張って生んでくれてありがとう。

ママのおかげで今の自分があるし、たくさんの経験ができているからほんとに感謝しているよ。

みったんが初めててんかん発作を起こしたとき

とても驚き、あわてて救急車を呼んだ。できることなら、代わってあげたかった。病院にひとりで入院させることがとても心配でつらかった。

発作が起きた時は記憶がなくて、気づいたら担架で運ばれてて病院にいたよ。

次の朝起きたら手の甲に点滴が刺さってたみたいだけど、入院していたの忘れてて怖い夢見て暴れてたよ。

看護師さんたちに押さえつけられていて、手が血だらけになってたのを覚えてる。点滴されてるのわかってたら暴れなかったのに。

子供の頃のみったんについて

笑顔がかわいく、元気で優しい子だった。

たくさん色々なところに連れて行ってくれたね。毎日公園にいって走り回ったりアイスを食べたり楽しかったよ。

小さい頃は夜にてんかんを起こすと困るからお泊りは禁止で少し残念だったけど。

育てにくさについて

なかなか眠れない子だった。ぐずりがとまらないこともあったが、当時はそれが癇癪とはしらずに育てていた。

眠れなかったことは全然覚えてないけれど、癇癪が止まらなかったのは覚えているよ。

自分の声にさらにパニックになって、周りからの「静かにして」という声にさらに反応してしまって、一度癇癪を起すと1時間半は止まらないので体力をすごく使って癇癪のあとはくたくたになってしまったね。

みったんの尊敬できるところ

何にでも積極的に取り組み、適正があれば、学業や資格取得、就職、結婚などきちっと結果をのこせること。

何にでも興味深々に取り組むことが出来たのは生まれ持った性格だと思う。座って静かに授業を聞いたりノートをとったりすることが全然できなかったけど、勉強は自分なりに頑張れた。

褒められるのが好きなので、ママとパパに褒められたくて色々頑張ったよ。結婚は結局うまくいかなかったけど、人生いろいろあるよね。

発達障害の娘を生んで後悔したことはあったか

原因は何なのか、何か気をつけることがなかったのか、幼少期に気づいていればもっと対処ができたのではないか、てんかんの病院にずっとかかっていて完治したときいたのにどうして発達障害の話をしてくれなかったのか。。と思っただけで、後悔したことはない

昔は、今ほどてんかんと発達障害の関係は研究されていなかったからわからなかったのかもね。確かに、普通学級で苦労したことはたくさんあったよ。

精神的にも二次障がいを発症したり大変だったけど、乗り越えてここまで生きてこれた。何度死んでしまいたいと思ったかわからないよ。

でも、その苦労を乗り越えたからこそ相手に対して優しく接することが出来るようになったし、これから先はどんな苦労があっても絶対死にたいなんて思ったりしないと思う。

会社に入って周りに障がい者が増えたことによってすごく生きやすくなった。

発達障害と娘が診断されたときどういう思いがしたか

障害という強い言葉にとても驚きと不安を感じたが、片付けができないことなどの理由がわかり、疑問がとけたと思って安心した。

ママもパパも一生懸命いい子に育てようと思って、たくさん苦労してたもんね。私は、「どうしてできないのか」とたくさん責められてすごく辛かった。

理由が分かってからは前よりは理解しようと努力してくれたことは嬉しかったよ。

障害者の娘を育てるに当たって、工夫したことは

衝動的に行動してしまうことの危険性を繰り返し伝えた。
詐欺や犯罪に巻き込まれないよう注意した。
周囲に障害を理解してもらい適切な支援をうけながら、きちんと社会に適用していける環境をととのえた

詐欺や犯罪に巻き込まれたことも何度かあったね。でも大ごとにならなくてよかった。

周りに理解してもらおうと思っても、見えない障害だからこそ知らないうちに迷惑をかけてしまって仲良くしてくれても離れていく人が多かったよ。

離れていかないのはほんの数人。その数人は私にとって一生の宝物。パパとママもその中の二人だよ。

みったんがいてよかったと思うことはどんなところか

障害特性は理解しがたく徒労感を感じることもあるけど、みったんのおかげで幸せな思い出もたくさんあるなあと思えるところ。

疲れさせちゃってごめんね。障害っていう一括りにしないで、じっくり話聞いてほしいときもある。

意味もなく、おかしな行動とってるわけではないこともわかってほしい。

楽しい思い出もいっぱいあるよね。これからもたくさん楽しい思い出ができるといいね。

みったんへの一言

周りの人に感謝しつつ、幸せにおだやかな人生を過ごせるよう心から願っています。

周りの人への感謝は本当に大切だね。

私も与えられる人になるだけではなく与える人にもなりたいよ。

穏やかな人生を送れるかはわからないけど、どんな時でも小さな幸せを感じて元気に生きていこうと思ってる。

今回はこんな感じのブログになってしまったけど、発達障害の娘の気持ちと母親の気持ちを綴ってみました。